聖なる島を訪れた天地竜之介は、奇妙な言い伝えを知る。

映画館、試写室、ロケ先&セットの撮影現場etc.で発生する、奇怪な事件の数々。

“レベル7まで行ったら戻れない”。

ソ連のとある村が、軍隊によって焼は払われ、住人は収容所に入れられたという。英国情報局のカーク将軍が調査に乗り出す。

人気女優の吉川香里が六本木のホテルの一室で殺された。死体の顔の部分には鉄製の鍋がかぶせられていた。

新宿でアベックから現金を奪い逃走する2人組。その前に一人の男が現れ、杖一本で強盗犯を打ち伏せてしまう。

豪邸主ハーバードが怪死を遂げた。

「グリンドル樫にコンドルが留まると盆地に死が訪れる」。片田舎の小さな村で少女が失踪した。

アモリー家に伝わる由緒ある屋敷、ローン・アベイ館。

親の夜逃げのため、ひとり「佐々良」という町を訪れた中学生の照代。

リー・スローカム閣下が検死官としてはじめて担当することになったのは、女流作家ミセス・ベネットの屋敷で起きた死亡事件だった。

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。

有罪、それとも無罪?被告人の運命は、あなたたち六人に委ねられた。